代表あいさつ

NPO法人ひと・まちねっとわーく理事長　　池田 馨

ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
私たちは、茨城県における生涯学習・社会教育のさらなる発展を目指し、平成21年7月、NPO法人を設立いたしました。その背景には、私自身や仲間たちの間に社会教育行政の将来に対する危機感がありました。
　平成の初め頃から全国的に生涯学習に関わる施策が推進され、茨城県においても県内5地区への生涯学習センターの設置、全国生涯学習フェスティバルの開催などの施策を積極的に実施してきました。しかし、平成20年頃になると国の制度変更により市町村への社会教育主事の新規派遣が停止され、自然災害による被害や老朽化に伴って青少年教育施設が廃止されるなど本県生涯学習・社会教育を取り巻く状況が厳しくなり、「このままで良いのか」という問いが私たちの中に生まれました。
　このような状況の中、「民間の立場から茨城の生涯学習・社会教育を応援しよう」と平成21年3月に生涯学習・社会教育行政を経験した有志が『茨城県生涯学習・社会教育研究会』を設立し、同年7月には、より広範な活動を展開することを目的にNPO法人を設立しました。
　設立当初は『社会教育の推進』『まちづくりの推進』『男女共同参画の推進』『子どもの健全育成の推進』という4つの事業目的を掲げ活動してきましたが、令和2年、『社会福祉の推進』を加え、多岐にわたる活動を展開しています。
　これまでの16年間、私たちは『県南生涯学習センターや白浜少年自然の家の管理運営』、『市町村放課後子ども教室の実施』など県や市町村の委託事業を展開するとともに、『いばらき子ども大学』『プログラミング教室』『デジタルアーキビスト資格取得講座』『子どもの新たな体験の創出と地域再発見事業』などの独自事業を実施し、本県生涯学習・社会教育の充実に努めてきました。
　また、令和2年、合同会社『ひと・まちぷらす』を設立し、同社が開所した障害児通所支援事業所『ひと・まちすりーえす』を運営しています。
　社会の変化とともに、『青少年の健全育成』『地域づくり』『社会的包摂への対応』『デジタル社会への対応』『SDGｓの推進』など社会教育の果たすべき役割や期待はますます大きくなっています。
　当法人での学びを通して、物の豊かさだけでなく心の豊かさに満ち溢れた社会が実現できるよう活動して行きたいと思います。今後ともNPO法人ひと・まちねっとわーくをよろしくお願いいたします。